わたしの好きな音楽

どうしようもなく好きな特別な音楽のことを書いています。SKAが多めかもしれません。

「Sentimental Reasons」Sam Cooke

世界にある褒め言葉を全部混ぜて煮込んだらこのアルバムができると思う。

どうしても1曲選ぶなら、、と絞ったのが

タイトルに書いたSentimental Reasonsだ。

 

Sam Cooke

One Night Stand! Live At the Harlem Square Club,1963

 

 

なにより圧倒的な歌声。

力強い、パワフル、優しい、明るい、頼もしい、伸びやか、、

褒めようとする言葉を探すといくらでも出てきそうなんだけども、

最高!うん、サムの歌は最高!

曲始めの1,2〜のカウントも楽しいし、

喋っててすっと歌い始めたりするとこも好き。

 

聴いたきっかけは

THE BAWDIESのROY氏がことあるごとに、それはもうしつこく、

このアルバムをおすすめしていたのだ。

全人類に必ず聴いてほしいと。

そこまで言うなら聴いてみたい…と思いCDを購入。

実際ROY氏の影響でこれを聴いたという人はたくさんいるはず。

彼らのことも今度書こ。

 

歌声が最高であることの他にも素晴らしいところはたくさん。

冒頭の司会の男性、随所で火を吹くサックス、観客の歓声や悲鳴。

サムが歌い出したら「キャアアァ〜〜〜!」と声をあげる女性とか、

微笑ましくて笑っちゃう。

それからコール&レスポンスや、シンガロングがまた、たいへん。

サムと一緒に歌えることが本気で嬉しいんだなって伝わってくる。

 


Sam Cooke - Medley (It's All Right/Sentimental Reasons)

 

特にSentimental Reasonsの

サムがお手本みたいに歌って、観客が続いて歌うところ。

もうほんとにほんとにみんな幸せそうで

夜にヘッドホンで聞いちゃったりするとなんか泣いちゃうんだよな。

熱狂してる会場の様子が目に浮かんできて

あの悲鳴のひとは泣いちゃってるんだろうな、とか

あの声の男性はいつもライブ来てそう、とか

想像がどんどん膨らむからたのしい。

 

サムの作品を他のものだけ聞いていたら、

ここまでハマらなかったかもしれない。

このライブ盤とスタジオで録音したものとは全然別物だからだ。

ライブでは人が変わったように豪快な歌い手となる。

その声に私は一発で落ちたのだ。

 

まさに一家に一枚!

聞いたことがないという人は是非一度聞いてみてほしい。